豊島 与志雄

逢魔の刻

新字新仮名 約1,885字・読了目安4分

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昔は、逢魔の刻というのがいろいろあった。必ずしも真夜中丑満の頃ばかりでなく、白昼かっと日が照ってる時、眼に見えぬ影――魔気――が街路を通っていったり、薄暗がりの夕方、魔物が厠に潜んでいたりした。 現在、吾々の生活にも――特に精神生活には、そ…

作品情報

分類NDC 914
公開日2006-05-22
最終更新2014-09-18
底本 「豊島与志雄著作集 第六巻(随筆・評論・他)」未来社
入力tatsuki
校正門田裕志

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