狸石
新字新仮名 約3,443字・読了目安7分
戦災の焼跡の一隅に、大きな石が立っていた。海底から出たと思われる普通の青石だが、風雨に曝されて黒ずみ、小さな凹みには苔が生えていた。高さ十尺ばかり、のっぺりした丸みをなしていて、下部を地中に埋め、茶釜大の丸石で囲んであった。その石全体の恰好…
作品情報
| 初出 | 「中央公論 文芸特集」1952(昭和27)年10月 |
|---|---|
| 分類 | NDC 913 |
| 公開日 | 2006-07-09 |
| 最終更新 | 2014-09-18 |
| 底本 | 「豊島与志雄著作集 第六巻(随筆・評論・他)」未来社 |
| 入力 | tatsuki |
| 校正 | 門田裕志 |
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