豊島 与志雄

変る

新字新仮名 約6,959字・読了目安14分

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壁と天井が白く塗ってあるので、狭い屋内は妙に明るく見えるが、数個の電灯の燭光はさほど強くない。柱の籠に投げ入れてある桃の蕾と菜の花の色も、季節に早いせいばかりでなく、へんに淡い。だが、木下大五郎の存在は目立った。帽子と外套の襟及び袖の折返し…

作品情報

初出「知性」1942(昭和17)年4月
分類NDC 913
公開日2007-12-20
最終更新2014-09-21
底本 「豊島与志雄著作集 第四巻(小説Ⅳ)」未来社
入力tatsuki
校正門田裕志

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