豊島 与志雄

彗星の話

新字新仮名 約3,975字・読了目安8分

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一 むかし、ギリシャの片田舎に、ケメトスという人がいました。小さい時に両親を失って、お祖父さんの手で育てられていましたが、非常な乱暴者で、近所の子供達と喧嘩をしたり、他人の果樹園に忍び込んで、林檎や無花果の実を盗んだり、野山を駆け廻ったりし…

作品情報

初出「赤い鳥」1922(大正11)年7月
分類NDC K913
公開日2006-07-21
最終更新2014-09-18
底本 「豊島与志雄童話集」海鳥社
入力kompass
校正小林繁雄、門田裕志

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