豊島 与志雄

都会の幽気

新字新仮名 約10,536字・読了目安21分

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都会には、都会特有の一種の幽気がある。暴風雨の時など、何処ともなく吹き払われ打ち消されて、殆ど姿を見せないけれども、空気が凪いで澱んでいる時には、殊に昼間よりは夜に多く、ぼんやりと物影に立現れたり、ふらふらと小路を彷徨したりする。 幽気があ…

作品情報

初出「サンデー毎日」1924(大正13)年1月
分類NDC 913
公開日2007-11-14
最終更新2014-09-21
底本 「豊島与志雄著作集 第二巻(小説Ⅱ)」未来社
入力tatsuki
校正小林繁雄、門田裕志

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