豊島 与志雄

慾

新字新仮名 約16,344字・読了目安33分

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飲酒家の酔い方には、大体二つの型がある。一つは、外部から酔っていくもので、先ず膝がくずれ、衣服の襟元がだらしなくなり、手付があやしくなり、眼付が乱れ、舌がもつれてくる、がそのくせ、意識はわりに混濁せず、どこかしっかりした理性的心棒が根強く残…

作品情報

初出「改造」1932(昭和7)年2月
分類NDC 913
公開日2008-03-14
最終更新2014-09-21
底本 「豊島与志雄著作集 第三巻(小説Ⅲ)」未来社
入力tatsuki
校正門田裕志

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