豊島 与志雄

塩花

新字新仮名 約12,354字・読了目安25分

この作品を読む Amazonで探す

爪の先を、鑢で丹念にみがきながら、山口専次郎は快心の微笑を浮かべた。 ――盲目的に恋する者はいざ知らず、意識的に恋をする者は……。 この、意識的に恋をするという自覚が、なにか誇らしいものと感ぜられたのである。そして今や、それにふさわしいだけ…

作品情報

初出「世界」1946(昭和21)年2月
分類NDC 913
公開日2007-12-20
最終更新2014-09-21
底本 「豊島与志雄著作集 第四巻(小説Ⅳ)」未来社
入力tatsuki
校正門田裕志

豊島 与志雄の他の作品

豊島 与志雄の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。