蔵の二階
新字新仮名 約13,272字・読了目安27分
焼跡の中に、土蔵が一つある。この土蔵も、戦災の焔をかぶったので、ずいぶん破損している。上塗りの壁土は殆んど剥落して、中塗りの赤土や繩が露出し、屋根瓦も満足でなく、ひょろ長い雑草が生えて風にそよいでいる。二階の窓には、錆び捩れた鉄格子がついて…
作品情報
| 初出 | 「思索」1949(昭和24)年4月 |
|---|---|
| 分類 | NDC 913 |
| 公開日 | 2008-03-10 |
| 最終更新 | 2014-09-21 |
| 底本 | 「豊島与志雄著作集 第四巻(小説Ⅳ)」未来社 |
| 入力 | tatsuki |
| 校正 | 門田裕志 |
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