芥川 竜之介

春の日のさした往来をぶらぶら一人歩いてゐる

新字旧仮名 約801字・読了目安2分

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春の日のさした往来をぶらぶら一人歩いてゐる。向うから来るのは屋根屋の親かた。屋根屋の親かたもこの節は紺の背広に中折帽をかぶり、ゴムか何かの長靴をはいてゐる。それにしても大きい長靴だなあ。膝――どころではない。腿も半分がたは隠れてゐる。ああ云…

作品情報

分類NDC 914
公開日2002-10-06
最終更新2014-09-17
底本 「芥川龍之介全集 第十一巻」岩波書店
入力もりみつじゅんじ
校正松永正敏

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