上村 松園

砂書きの老人

新字新仮名 約1,022字・読了目安2分

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まだ私が八、九歳のころ京都の町々にいろいろな物売りや、もの乞いがやって来ていたが、その中に五十歳ぐらいのきたならしい爺さんが、絣木綿のぼろを纒って白の風変りな袴をつけ、皺くちゃな顔には半白の鬚など生やして門々を訪れてまわっていた。 別にもの…

作品情報

分類NDC 721
公開日2004-05-16
最終更新2014-09-18
底本 「青眉抄・青眉抄拾遺」講談社
入力鈴木厚司
校正小林繁雄

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