幸田 露伴

五重塔

新字旧仮名 約62,911字・読了目安126分

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其一 木理美しき槻胴、縁にはわざと赤樫を用ひたる岩畳作りの長火鉢に対ひて話し敵もなく唯一人、少しは淋しさうに坐り居る三十前後の女、男のやうに立派な眉を何日掃ひしか剃つたる痕の青〻と、見る眼も覚むべき雨後の山の色をとゞめて翠の匀ひ一トしほ床し…

作品情報

初出「国会新聞」1891(明治24)年11月~1892(明治25)年4月
分類NDC 913
公開日2004-11-29
最終更新2014-09-18
底本 「日本現代文學全集 6 幸田露伴集」講談社
入力kompass
校正浅原庸子

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