蘭 郁二郎

鱗粉

新字新仮名 約29,073字・読了目安58分

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一 海浜都市、K――。 そこは、この邦に於ける最も華やかな、最も多彩な「夏」をもって知れている。 まこと、K――町に、あの爽やかな「夏」の象徴であるむくむくと盛り上った雲の峰が立つと、一度にワーンと蜂の巣をつついたような活気が街に溢れ、長い…

作品情報

初出「探偵春秋」春秋社、1937(昭和12)年3月号
分類NDC 913
公開日2006-12-20
最終更新2014-09-18
底本 「怪奇探偵小説名作選7 蘭郁二郎集 魔像」ちくま文庫、筑摩書房
入力門田裕志
校正川山隆

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