蘭 郁二郎

穴

新字新仮名 約4,269字・読了目安9分

この作品を読む Amazonで探す

毎日毎日、気がくさくさするような霖雨が、灰色の空からまるで小糠のように降り罩めている梅雨時の夜明けでした。丁度宿直だった私は、寝呆け眼で朝の一番電車を見送って、やれやれと思いながら、先輩であり同時に同僚である吉村君と、ぽつぽつ帰り支度にかか…

作品情報

初出「新青年」博文館、1938(昭和13)年9月号
分類NDC 913
公開日2006-12-16
最終更新2014-09-18
底本 「怪奇探偵小説名作選7 蘭郁二郎集 魔像」ちくま文庫、筑摩書房
入力門田裕志
校正川山隆

蘭 郁二郎の他の作品

蘭 郁二郎の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。