蘭 郁二郎

蝕眠譜

新字新仮名 約7,689字・読了目安15分

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一 (一体、どうしたのだろう……) 私は、すくなからず、不安になって来た。あの親友黒住箒吉がまるで、ここ二三ヶ月というもの消息不明になってしまったのだ。 私が、自分から「親友」などと呼びかけるのは、聊さかキザだけれど、でも、彼には、あの変屈…

作品情報

初出「探偵文学」探偵文学社、1935(昭和10)年12月号
分類NDC 913
公開日2006-12-20
最終更新2014-09-18
底本 「怪奇探偵小説名作選7 蘭郁二郎集 魔像」ちくま文庫、筑摩書房
入力門田裕志
校正川山隆

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