斎藤 茂吉

念珠集

新字旧仮名 約25,464字・読了目安51分

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1 八十吉 僕は維也納の教室を引上げ、笈を負うて二たび目差すバヴアリアの首府民顕に行つた。そこで何や彼や未だ苦労の多かつたときに、故郷の山形県金瓶村で僕の父が歿した。真夏の暑い日ざかりに畑の雑草を取つてゐて、それから発熱してつひに歿した。そ…

作品情報

初出「改造」1925(大正14)年11月、1926(大正15)年4月
分類NDC 913
公開日2005-01-30
最終更新2014-09-18
底本 「斎藤茂吉選集 第八巻」岩波書店
入力kamille
校正小林繁雄、門田裕志

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