久米 正雄

良友悪友

新字旧仮名 約11,639字・読了目安23分

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「失恋が、失恋のまゝで尾を曳いてゐる中は、悲しくても、苦しくても、口惜しくつても、心に張りがあるからまだよかつた。が、かうして、忘れよう/\と努力して、それを忘れて了つたら、却つてどうにも出来ない空虚が、俺の心に出来て了つた。実際此の失恋で…

作品情報

初出「文章世界」1919(大正8)年10月
分類NDC 913
公開日2006-10-18
最終更新2014-09-18
底本 「現代日本文學大系 45 水上瀧太郎 豐島與志雄 久米正雄 小島政二郎 佐佐木茂索 集」筑摩書房
入力伊藤時也
校正鈴木厚司

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