国枝 史郎

十二神貝十郎手柄話

新字新仮名 約78,485字・読了目安157分

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ままごと狂女 一 「うん、あの女があれなんだな」 大髻に黒紋付き、袴なしの着流しにした、大兵の武士がこういうように云った。独り言のように云ったのであった。 そこは稲荷堀の往来で、向こうに田沼主殿頭の、宏大の下屋敷が立っていた。 「世上で評判…

作品情報

初出「文芸倶楽部」1930(昭和5)年1月~6月
分類NDC 913
公開日2005-06-12
最終更新2014-09-18
底本 「十二神貝十郎手柄話」国枝史郎伝奇文庫17、講談社
入力阿和泉拓
校正小林繁雄、門田裕志

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