下村 湖人

次郎物語

04 第四部

新字新仮名 約179,041字・読了目安358分

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一 血書 「次郎さん、いらっしゃる?」 階段のすぐ下から、道江の声がした。 次郎はちょっとその方をふりむいたが、すぐまた机に頬杖をついて、じっと何か考えこんでいる。いつもなら学校からかえるとすぐ、鶏舎か畑に出て、夕飯時まではせっせと手伝いを…

作品情報

分類NDC 913
公開日2006-03-21
最終更新2015-03-07
底本 「下村湖人全集 第二巻」池田書店
入力tatsuki
校正松永正敏

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