岸田 国士

この握りめし

新字新仮名 約13,730字・読了目安27分

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一 増田健次は復員すると間もなく警察官を志願し、今ではもう制服も身についた一人前の駐在さんになつていた。郷里は宮城県の田舎であるが、両親はもうなく、ずつと年の違う兄が後をついで僅かばかりの土地を耕している。彼は元来なら本籍地に勤務するはずな…

作品情報

初出「日光 第三巻第一号」1950(昭和25)年1月1日
分類NDC 913
公開日2011-11-27
最終更新2014-09-16
底本 「岸田國士全集16」岩波書店
入力tatsuki
校正門田裕志

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