死者の書
新字新仮名 約71,880字・読了目安144分
一 彼の人の眠りは、徐かに覚めて行った。まっ黒い夜の中に、更に冷え圧するものの澱んでいるなかに、目のあいて来るのを、覚えたのである。 した した した。耳に伝うように来るのは、水の垂れる音か。ただ凍りつくような暗闇の中で、おのずと睫と睫とが…
作品情報
| 初出 | 「日本評論 第十四巻第一号~三号」1939(昭和14)年1月~3月 |
|---|---|
| 分類 | NDC 913 |
| 公開日 | 2004-01-01 |
| 最終更新 | 2014-09-18 |
| 底本 | 「昭和文学全集 第4巻」小学館 / 「折口信夫全集 第廿四巻」中央公論社 |
| 入力 | kompass |
| 校正 | 米田進 |
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