宮沢 賢治

黒ぶだう

新字旧仮名 約2,178字・読了目安4分

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仔牛が厭きて頭をぶらぶら振ってゐましたら向ふの丘の上を通りかかった赤狐が風のやうに走って来ました。 「おい、散歩に出ようぢゃないか。僕がこの柵を持ちあげてゐるから早くくぐっておしまひ。」 仔牛は云はれた通りまづ前肢を折って生え出したばかりの…

作品情報

分類NDC K913
公開日2007-06-09
最終更新2014-09-21
底本 「新修宮沢賢治全集 第十一巻」筑摩書房
入力林幸雄
校正土屋隆

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