国枝 史郎

血曼陀羅紙帳武士

新字新仮名 約93,878字・読了目安188分

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腰の物拝見 「お武家お待ち」 という声が聞こえたので、伊東頼母は足を止めた。ここは甲州街道の府中から、一里ほど離れた野原で、天保××年三月十六日の月が、朧ろに照らしていた。頼母は、江戸へ行くつもりで、街道筋を辿って来たのであったが、いつどこ…

作品情報

初出「冨士」講談社 1939(昭和14)年9月~12月中絶、「血煙天明陣」桃源社 1970(昭和45)年に付載して完結公刊
分類NDC 913
公開日2005-12-18
最終更新2014-09-18
底本 「血曼陀羅紙帳武士」国枝史郎伝奇文庫22、講談社
入力阿和泉拓
校正小林繁雄、門田裕志

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