国枝 史郎

開運の鼓

新字新仮名 約5,931字・読了目安12分

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一 将軍家斉の時代であった。天保の初年から天候が不順で旱天と洪水とが交〻襲い夏寒く冬暑く日本全国の田や畑には実らない作物が枯れ腐って凶年の相を現わしたが、俄然大飢饉が見舞って来た。将軍家お膝元大江戸でさえ餓莩道に横たわり死骸から発する腥い匂…

作品情報

初出「サンデー毎日」1924(大正13)年1月1日
分類NDC 913
公開日2004-12-20
最終更新2014-09-18
底本 「怪しの館 短編」国枝史郎伝奇文庫28、講談社
入力阿和泉拓
校正多羅尾伴内

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