森 鴎外

普請中

新字新仮名 約4,685字・読了目安9分

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渡辺参事官は歌舞伎座の前で電車を降りた。 雨あがりの道の、ところどころに残っている水たまりを避けて、木挽町の河岸を、逓信省の方へ行きながら、たしかこの辺の曲がり角に看板のあるのを見たはずだがと思いながら行く。 人通りはあまりない。役所帰りら…

作品情報

初出「三田文学」1910(明治43)年6月
分類NDC 913
公開日2005-11-02
最終更新2014-09-18
底本 「日本の文学 2 森鴎外(一)」中央公論社
入力土屋隆
校正小林繁雄

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