牧野 信一

鎧の挿話

新字旧仮名 約1,534字・読了目安3分

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五人力と称ばれてゐる無頼漢の大川九郎が今日はまた大酒を呑んで、店で暴れてゐる――と悲しさうな顔で居酒屋の娘が、私の家に逃げて来た夕暮時に、恰度私の家では土用干の品々を片附けてゐたところで、そして私は戯れに鎧を着、鉄の兜を被つて、ふざけてゐた…

作品情報

初出「週刊朝日 第十八巻第十九号」朝日新聞社、1930(昭和5)年10月26日
分類NDC 913
公開日2010-02-17
最終更新2016-05-09
底本 「牧野信一全集第四巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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