牧野 信一

日本橋

新字旧仮名 約10,190字・読了目安20分

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一 (第一日)快晴――私は八時に起床して、いでたちをとゝのへ、首途の乾杯を挙げ、靴を光らせ、そして妻の腕を執り、口笛の、お江戸日本橋――の吹奏に歩調を合せながら、この武者修業のテープを切つた。麗かな朝陽のなかには、もう春の気合ひが感ぜられる…

作品情報

初出「時事新報(夕刊)」時事新報社、1931(昭和6)年2月21日~3月1日
分類NDC 913
公開日2010-02-03
最終更新2016-05-09
底本 「牧野信一全集第四巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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