牧野 信一

「悪」の同意語

新字旧仮名 約39,185字・読了目安78分

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一 小田原から静岡へ去つて、そこで雛妓のお光とたつた二人だけで小さな芸妓屋を始めたといふ話のお蝶を訪ねよう――さう思ふことゝ、米国ボストンのFに、最近の自分の消息を知らせなければならないこと――。 この二つのことだけは、近頃彼が、自ら例へて…

作品情報

初出「中央公論 第四十巻第四号(春季大附録号)」中央公論社、1925(大正14)年4月1日
分類NDC 913
公開日2010-03-26
最終更新2014-09-21
底本 「牧野信一全集第二巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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