石川 啄木

足跡

新字旧仮名 約19,659字・読了目安39分

この作品を読む Amazonで探す

冬の長い国のことで、物蔭にはまだ雪が残つて居り、村端の溝に芹の葉一片青んではゐないが、晴れた空はそことなく霞んで、雪消の路の泥濘の処々乾きかゝつた上を、春めいた風が薄ら温かく吹いてゐた。それは明治四十年四月一日のことであつた。 新学年始業式…

作品情報

初出「スバル 第二号」1909(明治42)年2月1日
分類NDC 913
公開日2008-11-07
最終更新2014-09-21
底本 「石川啄木全集 第三巻 小説」筑摩書房
入力Nana ohbe
校正川山隆

石川 啄木の他の作品

石川 啄木の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。