北村 透谷

鬼心非鬼心

(実聞)

新字旧仮名 約3,692字・読了目安7分

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悲しき事の、さても世には多きものかな、われは今読者と共に、しばらく空想と虚栄の幻影を離れて、まことにありし一悲劇を語るを聞かむ。 語るものはわがこの夏霎時の仮の宿とたのみし家の隣に住みし按摩男なり。ありし事がらは、そがまうへなる禅寺の墓地に…

作品情報

初出「女學雜誌 三三一號」女學雜誌社、1892(明治25)年11月5日
分類NDC 914
公開日2005-11-05
最終更新2014-09-18
底本 「現代日本文學大系 6 北村透谷・山路愛山集」筑摩書房
入力kamille
校正小林繁雄、門田裕志

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