岡本 綺堂

鯉

新字新仮名 約7,330字・読了目安15分

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一 日清戦争の終った年というと、かなり遠い昔になる。もちろん私のまだ若い時の話である。夏の日の午後、五、六人づれで向島へ遊びに行った。そのころ千住の大橋ぎわにいい川魚料理の店があるというので、夕飯をそこで食うことにして、日の暮れる頃に千住へ…

作品情報

分類NDC 913
公開日2006-07-04
最終更新2014-09-18
底本 「鎧櫃の血」光文社文庫、光文社
入力小林繁雄、門田裕志
校正松永正敏

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