岡本 綺堂

小坂部姫

新字新仮名 約102,476字・読了目安205分

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双ヶ岡 一 「物申う、案内申う。あるじの御坊おわすか。」 うす物の被衣の上に檜木笠を深くした上﨟ふうの若い女が草ぶかい庵の前にたたずんで、低い優しい声で案内を求めた。南朝の暦応三年も秋ふけて、女の笠の褄をすべる夕日のうすい影が、かれの長い袂…

作品情報

初出「婦人公論」1920(大正9)年10月号~
分類NDC 913
公開日2012-01-28
最終更新2014-09-16
底本 「伝奇ノ匣2 岡本綺堂妖術伝奇集」学研M文庫、学習研究社
入力川山隆
校正門田裕志

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