岡本 綺堂

放し鰻

新字新仮名 約5,324字・読了目安11分

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E君は語る。 本所相生町の裏店に住む平吉は、物に追われるように息を切って駈けて来た。かれは両国の橋番の小屋へ駈け込んで、かねて見識り越しの橋番のおやじを呼んで、水を一杯くれと言った。 「どうしなすった。喧嘩でもしなすったかね。」と、橋番の老…

作品情報

初出「民衆講談」1923(大正12)年11月
分類NDC 913
公開日2006-06-23
最終更新2014-09-18
底本 「蜘蛛の夢」光文社文庫、光文社
入力小林繁雄、門田裕志
校正花田泰治郎

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