泉 鏡花

政談十二社

新字新仮名 約29,042字・読了目安58分

この作品を読む Amazonで探す

一 東京もはやここは多摩の里、郡の部に属する内藤新宿の町端に、近頃新開で土の色赤く、日当のいい冠木門から、目のふちほんのりと酔を帯びて、杖を小脇に、つかつかと出た一名の瀟洒たる人物がある。 黒の洋服で雪のような胸、手首、勿論靴で、どういう好…

作品情報

分類NDC 913
公開日2007-03-31
最終更新2014-09-21
底本 「泉鏡花集成2」ちくま文庫、筑摩書房
入力門田裕志
校正土屋隆

泉 鏡花の他の作品

泉 鏡花の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。