佐左木 俊郎

土竜

新字新仮名 約11,229字・読了目安22分

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一 灌木と雑草に荒れた叢は、雑木林から雑木林へと、長い長い丘腹を、波をうって走っていた。 茨の生える新畑は、谷から頂へ向けて、ところ斑に黝んでいた。 梅三爺の、一坪四銭五厘で拓く開墾区域は、谷のせせらぎに臨んで建った小屋の背後から続いていた…

作品情報

初出「文章倶楽部」1926(大正15)年9月号
分類NDC 913
公開日2007-08-16
最終更新2014-09-21
底本 「佐左木俊郎選集」英宝社
入力田中敬三
校正小林繁雄

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