織田 作之助

勝負師

新字新仮名 約4,668字・読了目安9分

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池の向うの森の暗さを一瞬ぱっと明るく覗かせて、終電車が行ってしまうと、池の面を伝って来る微風がにわかにひんやりとして肌寒い。宵に脱ぎ捨てた浴衣をまた着て、机の前に坐り直した拍子に部屋のなかへ迷い込んで来た虫を、夏の虫かと思って団扇ではたくと…

作品情報

分類NDC 796 913
公開日2006-09-04
最終更新2014-09-18
底本 「聴雨・蛍 織田作之助短篇集」ちくま文庫、筑摩書房
入力桃沢まり
校正松永正敏

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