島崎 藤村

短夜の頃

旧字旧仮名 約2,276字・読了目安5分

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毎日よく降つた。もはや梅雨明けの季節が來ている。町を呼んで通る竿竹賣の聲がするのも、この季節にふさはしい。蠶豆賣の來る頃は既に過ぎ去り、青梅を賣りに來るにもやゝ遲く、すゞしい朝顏の呼聲を聞きつけるにはまだすこし早くて、今は青い唐辛の荷をかつ…

作品情報

分類NDC 914
公開日2007-07-09
最終更新2014-09-21
底本 「日本の名随筆18 夏」作品社
入力土屋隆
校正川山隆

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