佐藤 垢石

魔味洗心

新字新仮名 約6,545字・読了目安13分

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二、三日前、隣村の嘉平老が、利根川で蜂鱒を拾った。鱒を拾うというのは妙な話であるが利根川では珍しいことではない。 蜂鱒というのは、蜂を食って眼をまわした鱒をいうのである。一体、鱒科の魚は飛んでいる羽虫が大好物であって、利根川の鱒もこの類であ…

作品情報

分類NDC 787 914
公開日2007-01-23
最終更新2014-09-21
底本 「『たぬき汁』以後」つり人ノベルズ、つり人社
入力門田裕志
校正松永正敏

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