佐藤 垢石

香魚の讃

新字新仮名 約3,196字・読了目安6分

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一 緑樹のかげに榻(こしかけ)を寄せて、麥酒の満をひく時、卓上に香魚の塩焙があったなら涼風おのずから涎の舌に湧くを覚えるであろう。清泊の肉、舌に清爽を呼び、特有の高き匂いは味覚に陶酔を添えるものである。 今年は、鮎が釣れた。十数年振りで鮎の…

作品情報

初出「釣趣戯書」三省堂、1942(昭和17)年
分類NDC 787 914
公開日2007-06-30
最終更新2014-09-21
底本 「垢石釣り随筆」つり人ノベルズ、つり人社
入力門田裕志
校正仙酔ゑびす

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