佐藤 垢石

母の匂い

新字新仮名 約738字・読了目安1分

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母はいつも、釣りから戻ってきた父をやさしくいたわった。子供心に、私はそれが何より嬉しかった。 やはり、五月はじめのある朝、父と二人で、村の河原の雷電神社下の釣り場へ若鮎釣りを志して行った。父と私が釣り場へ行く時には、いつも養蚕に使う桑籠用の…

作品情報

初出「釣りの本」改造社、1938(昭和13)年
分類NDC 787 914
公開日2007-06-16
最終更新2014-09-21
底本 「垢石釣り随筆」つり人ノベルズ、つり人社
入力門田裕志
校正仙酔ゑびす

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