佐藤 垢石

早春の山女魚

新字新仮名 約1,385字・読了目安3分

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豊満な肉をおおった青銀色の鱗の底に、正しく並んだ十三個の斑点が薄墨ぼかしの紫を刷いたように、滑らかな肌から泛び出て、その美しさは形容の言葉がない。かがやき透るような円らかな眼、スマートな姿、山女魚は何と清麗な魚であろう。 三月一日から、山女…

作品情報

公開日2023-06-18
最終更新2023-06-12
底本 「垢石釣游記」二見書房
入力門田裕志
校正きゅうり

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