北条 民雄

重病室日誌

新字新仮名 約6,690字・読了目安13分

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×月×日。 右腕の神経痛で七号病室へ入室した。空は陰気に曇つて今にも降り出しさうな夕暮である。室内は悪臭激しく、へどを吐きたくなる。送つて来てくれた舎の連中が帰つてしまふと、だんだんじつとしてゐるのが堪へられなくなる。入院した最初の日と全く…

作品情報

初出「文學界」1937(昭和12)年4月号
分類NDC 915
公開日2016-09-22
最終更新2016-06-10
底本 「定本 北條民雄全集 下巻」東京創元社
入力Nana ohbe
校正富田晶子

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