岡本 かの子

褐色の求道

新字新仮名 約7,393字・読了目安15分

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独逸に在る唯一の仏教の寺だという仏陀寺へ私は伯林遊学中三度訪ねた。一九三一年の事である。 寺は伯林から汽車で一時間ほどで行けるフロウナウという町に在った。噂ほどにもない小さな建物で、町外れの人家の中に在った。流石に其処だけは自然に土盛りが高…

作品情報

初出「宗教公論」1935(昭和10)年2、3月号
分類NDC 915
公開日2008-11-05
最終更新2014-09-21
底本 「岡本かの子全集2」ちくま文庫、筑摩書房
入力門田裕志
校正オサムラヒロ

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