岡本 かの子

朧

旧字旧仮名 約627字・読了目安1分

この作品を読む Amazonで探す

早春を脱け切らない寒さが、思ひの外にまだ肩や肘を掠める。しかし、宵の小座敷で燈に向つてゐると、夜のけはひは既に朧である。うるめる物音、物影。 「日本的なるもの」の一つに「朧」がある。よし、それが淨土教の影響によるにもせよ、老莊道學の示唆を得…

作品情報

分類NDC 914
公開日2002-12-10
最終更新2014-09-17
底本 「日本の名随筆17 春」作品社
入力門田裕志
校正林幸雄

岡本 かの子の他の作品

岡本 かの子の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。