芥川 竜之介

雛

新字旧仮名 約12,162字・読了目安24分

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箱を出る顔忘れめや雛二対 蕪村 これは或老女の話である。 ……横浜の或亜米利加人へ雛を売る約束の出来たのは十一月頃のことでございます。紀の国屋と申したわたしの家は親代々諸大名のお金御用を勤めて居りましたし、殊に紫竹とか申した祖父は大通の一人…

作品情報

初出「中央公論」1923(大正12)年3月
分類NDC 913
公開日1998-11-07
最終更新2014-09-17
底本 「現代日本文学大系 43 芥川龍之介集」筑摩書房
入力j.utiyama
校正福地博文

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