国枝 史郎

支那の思出

新字新仮名 約1,411字・読了目安3分

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私が支那へ行ったのは満洲事変の始まった年の、まだ始まらない頃であった。 上海、南京、蘇州、杭州、青島、旅順、大連、奉天と見て廻った。約一ヶ月を費した。 汽船は秩父丸であった。船がウースン河へ這入り、岸の楊柳が緑青のような色に萌え、サンパンだ…

作品情報

初出「東方公論」1939(昭和14)年12月
分類NDC 914
公開日2010-12-22
最終更新2014-09-21
底本 「国枝史郎歴史小説傑作選」作品社
入力門田裕志
校正阿和泉拓

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