中原 中也

夭折した富永太郎

新字旧仮名 約1,344字・読了目安3分

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ほつそりと、だが骨組はしつかりしてゐた、その躯幹の上に、小さな頭が載つかつてゐた。赤い攣れた髪毛が額に迫り、その下で紅と栗との軟い顔がほつとり上気してゐる。黒く澄んだ、黄楊の葉の目が、やさしく、ただしシニカルでありたさうに折々見上げる。 彼…

作品情報

初出「山繭」1926(大正15)年11月号
分類NDC 911
公開日2008-05-08
最終更新2014-09-21
底本 「富永太郎詩集」思潮社
入力高柳典子
校正川山隆

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