島木 健作

一過程

旧字旧仮名 約26,327字・読了目安53分

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夕やけが丘の上の空を彩りはじめた。暮れるにはまだ少し間のある時刻である。部屋のなかはだがもううす暗く深い靜けさにひそまりかへつてゐる。十人にちかい男たちがこの二階にありとは思へぬ靜けさである。風が出て來たらしい。寢靜まつた夜などはその遠吠え…

作品情報

初出「中央公論」中央公論社、1935(昭和10)年6月
分類NDC 913
公開日2010-04-22
最終更新2014-09-21
底本 「島木健作作品集 第四卷」創元社
入力Nana ohbe
校正林幸雄

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