島木 健作

癩

新字新仮名 約39,174字・読了目安78分

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1 新しく連れて来られたこの町の丘の上の刑務所に、太田は服役後はじめての真夏を迎えたのであった。暑さ寒さも肌に穏やかで町全体がどこか眠ってでもいるかのような、瀬戸内海に面したある小都市の刑務所から、何か役所の都合ででもあったのであろう、慌た…

作品情報

分類NDC 913
公開日1998-08-20
最終更新2014-09-17
底本 「日本の文学 40 林房雄・武田麟太郎・島木健作」中央公論社
入力山形幸彦
校正野口英司

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