島木 健作

生活の探求

旧字旧仮名 約162,453字・読了目安325分

この作品を読む Amazonで探す

一 今年は春から雨の降ることが少なかつた。 山林を切り開いて作つた煙草畑まで、一町餘りも下の田の中の井戸から、四斗入りのトタンの水槽を背負つて、傾斜七十度の細い畦道を、日に幾度となく往き還りする老父の駒平の姿はいたいたしい。時には握飯を頬張…

作品情報

初出「書きおろし長篇小説叢書 第二巻」河出書房、1937(昭和12)年10月27日発行
分類NDC 913
公開日2018-08-17
最終更新2018-09-22
底本 「島木健作作品集 第二卷」創元社
入力Nana ohbe
校正富田晶子

島木 健作の他の作品

島木 健作の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。