島木 健作

盲目

旧字旧仮名 約28,785字・読了目安58分

この作品を読む Amazonで探す

その日の午後も古賀はきちんと膝を重ねたまゝそこの壁を脊にして坐つてゐた。本をよむことができなくなつてからといふもの、古賀には一日ぢゆうなにもすることがないのだ。終日ぽつねんとして暗やみのなかにすわつてゐるばかりである。時々彼は立上つて房のな…

作品情報

初出「中央公論臨時増刊号」中央公論社、1934(昭和9)年7月
分類NDC 913
公開日2010-04-25
最終更新2014-09-21
底本 「島木健作作品集 第四卷」創元社
入力Nana ohbe
校正林幸雄

島木 健作の他の作品

島木 健作の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。